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第7回本格焼酎・泡盛横浜大選集 報告

この時期、毎年心配されるお天気は今年も晴れ! そういえば7回とも雨に降られた記憶がない。2008年6月28日土曜日、横浜焼酎委員会恒例のイベント「第7回本格焼酎・泡盛 横浜大選集」は、横浜港大さん橋ホールに 約1,300名の来場者を集めて賑わった。

会場中央に並べられた陳列焼酎銘柄は実に290銘柄。出展蔵元39蔵といままでの最大級。県ごとにグループ分けされ、色別の大きな風船で会場のどこに何があるかすぐに見分けがつくように工夫されている。近年はリピーターのお客さんが増えたためか、14時30分の開場前から入場を待つ人たちの並ぶ列ができた。

「ハマで焼酎 まっ盛り〜!」をサブテーマに決めて準備してきたが、最高の入場者数となって文字通り賑やかな大試飲会となった。
入口ではパンフレットと毎年その年のイメージカラーで製作されるオリジナルマイグラスが手渡され る。今年の色は「あざやかな黄色」。このグラスを使って会場内の焼酎を手酌で自由に注いで試飲できる。
帰りには、参加記念品として持ち帰ることができる。

オープニングイベントが始まるまでのひととき、お目当ての焼酎の研究に余念がない。入口で受け取ったパンフレットには、本日の出品焼酎銘柄が一覧で印刷されている。そのすべてに通し番号が付けてあって、会場内のテーブルの上に番号順に整然と並べられている。会場の周囲には、蔵元ブースが各県ごとに配置されて、その近くのテーブルに同じ県の焼酎が並べられているのだ。

焼酎初心者教習所で原料当てブラインドテイスティングに使った6銘柄の写真はありません。285ブラインド(米)、 286ブラインド(芋)、 287ブラインド(麦)、 288ブラインド(黒糖)、 289ブラインド(そば)、 290ブラインド(泡盛)。

いよいよオープニングイベントのはじまり。
まずは横浜焼酎委員会会長の短いご挨拶から始まり、手前に控える蔵元さんのひと蔵ごとの紹介と続く。
トップバッターは今回初登場の伊豆大島から参加の谷口酒造さん。来場者の常連組の中にはそれぞれお気に入りの蔵元さんの焼酎を飲みに来た。というようなファンがいて、ステージ間近まで来場者が詰め寄せる熱気だ。

オープニングイベントも手際よく終了して、待ちに待った試飲会のはじまり。例によって司会者FM横浜の栗原さんのホイッスルではじまった。
お目当ての焼酎の栓を抜くのは、開会から焼酎の前から離れずに陣取っていた人の特権だ。
このホイッスルは、第一回の大選集がワールドカップサッカー決勝戦横浜開催にちなんで始まった歴史にまつわる物。大試飲会のキックオフだ。

ホイッスルに合わせて蔵元ブースでの試飲もスタート。
全蔵元39蔵のブースで自慢の酒を勧めるスタッフは終日大忙しだった。
酒の造り手である蔵元さんと消費者である来場者との会話を楽しみながらの試飲は格別な物。いつもの焼酎に一層の親しみが湧く。この大選集の最大の魅力だ。
今回参加の39蔵元のブースに並べられた焼酎銘柄は94銘柄。一般銘柄290銘柄と合わせるとなんと
全部で384銘柄におよぶ。まさしく国内最大の焼酎イベントだ。

焼酎だけじゃない。お料理だってボリューム満点。
イズミ産業広美さんの協力で会場中央には種類もたくさん、量も充分の料理が用意されていた。
気がつくと皿は空になるが追加の料理も順次出されて何も食べられなかったという人はいないはずだ。最後に全員に行き渡るように考慮された「寿司引換券」で必ず寿司は食べられる。

常設となった球磨焼酎の「直燗」。度数の高い球磨焼酎を燗して、おちょこをひとまわり小さくした球磨独特の酒器チョクでキュッと戴く。米焼酎を燗して温めただけなのになぜか甘みを増して味が変わる。
この大選集でいろいろな焼酎の銘柄を楽しんでもらうとともに、いろんな飲み方を紹介しているのでいつもの飲み方だけでなく、新たな飲み方もぜひ味わってほしい。

● 1時限目「幻の銘柄vsレギュラー銘柄」
「幻の焼酎」と呼ばれる銘柄とレギュラー銘柄との間に、どれほどの違いがあるだろうか。
【試飲銘柄】 森伊蔵 芋 25、村尾 芋 25、伊佐美 芋 25、 さつま白波 芋 25、黒伊佐錦 芋 25、黒霧島 芋 25  
● 2時限目「実技試験」・・・原料当てブラインド・テイスティング
【試飲銘柄】  原料の違う本格焼酎5種(芋、麦、黒糖、米、そば)に泡盛を加えた6種類をブラインドで試飲し、原料を当ててもらいました。
全問正解者には焼酎をプレゼント。全問正解者2名。お見事!

横浜焼酎委員会がこの日のために特別に企画している「Y-CHUコーナー」。今回は白麹・黒麹の違い飲み比べ。古酒コーナー。冷凍はなたれ。の試飲・飲み比べを行った。
希少価値のはなたれを冷凍して、会場へはドライアイスで持ち込んだ。マイナス20度くらいに冷やしてもアルコール度数が高いので粘度は増すけれど凍らない。瓶からトロッと出たところを口に含むと体温で一気に温められて口いっぱいにはなたれが広がる。

 一般陳列焼酎の中に蔵元でもない一団が登場した。ご当地焼酎コーナーの陳列にのぼりとハッピで現れたのは長野県野沢温泉村の野沢菜で造った「蕪焼酎」。野沢菜と一緒に戴く蕪焼酎はなるほど野沢菜だ。ちょっと土臭くて田舎の温泉を思い浮かべる独特な味。用意した蕪焼酎は会の中盤で完飲。野沢温泉で蕪焼酎をと観光宣伝に切り替えた。
その他、三浦のだいこん焼酎、保土ヶ谷のほどじゃが焼酎、木島平のやーこん焼酎、葉山のキャベツ焼酎などが陳列された。

げたんは! でんしんばした! 焼酎に飲み疲れたらちょっと休憩してナンコでもお楽しみください。鹿児島の遊戯 「なんこ」。いわゆる数当てゲームですが、酒席の遊びとしては最適です。毎回、異様な(?)盛り上がりを見せる隠れた人気コーナーです。
お互い三本ずつのナンコ珠を後ろ手に隠しておき、その中の何本かを右手の拳で隠しながらナンコ盤につきだし、何本持っているかを当てる単純な遊びです。
数を表現するのに鹿児島独特の用語があって見ているだけでも面白いです。

お馴染みになったY-Chuグッズコーナー。Y-Chuオリジナル帆前掛けに加えて今年は Y-Chuオリジナルタオル、Y-Chuオリジナルグラスホルダーが並べられた。タオルとグラスホルダーは即完売だった。 焼酎を飲んだり、料理を食べたり、お皿を片手に一方に箸を持って、手が何本あっても忙しい。そんな時の強い味方「オリジナルグラスホルダー」。首から下げていつでも焼酎が飲めるという飲ンベーが考案した冗談のような手造りのスグレモノ。ひとまわり大きな缶ビールサイズもある。 実用新案出願済。

主催者:横浜焼酎委員会とは、焼酎・泡盛の横浜在住の愛好家が2002年2月に結成した純粋に愛好家の集まりです。とにかく月に一回の焼酎例会や懇親会を通して多くの焼酎・泡盛に出会うことと、そして焼酎愛好家を増やすことを楽しみに活動しています。という訳で私たちは焼酎好きですからスタッフでも飲みながらやらせて頂きます。
準備は案外まじめにやってます。

当委員会副会長の御礼のご挨拶。
が、「皆さん飲んでますか〜? 最後に皆さんで乾杯しま〜す。」 で幕を閉じた。

どこまでも焼酎好きの大試飲会だった。

niftyポータルZ に掲載されました。
niftyポータルZ の2007年の記事です。
磯子マガジン に掲載されました。

後援:横浜市経済観光局、神奈川県、FMヨコハマ、tvk(テレビ神奈川)、朝日新聞横浜総局、読売新聞東京本社横浜支局、毎日新聞横浜支局、神奈川新聞社、日本経済新聞社横浜支局、産経新聞横浜総局、アール・エフ・ラジオニッポン、横浜商工会議所 (順不同)

協賛:横浜ロイヤルパークホテル

協力:株式会社有隣堂、株式会社横浜アーチスト、株式会社イズミ産業、エミリーズバルーン株式会社、NDCグラフィックス、かごしま遊楽館、株式会社有村屋、川畑水産、山川食品、村上カラシレンコン店、チーム・ハブ 渡邊春信写真事務所、野沢温泉村役場商工観光課


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